この一年、愛用した手帳のページを繰ると、仕事や活動、家族の出来事などが脳裏に浮かぶ。充実した年だったか否か。心の声が聞こえる
▼悔いが残るとすれば、大概は決意してできなかったことだろう。自分の歴史として刻まれるのは行動に裏打ちされた結果だけだ。
今、多くの広布のリーダーが期しているのは自ら戦い、動くこと。
“決意上手の実践ベタ”ではいけないと、先日も、あるリーダーが自身の弘教体験を通して訴えた。
話を聞いた友は「私も挑戦しよう! 大事なことは実践だ」と自分に言い聞かせた
▼ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』(岩波文庫)の中に、一人の貴婦人が、信仰の確信を得られない悩みを長老に問うシーンがある。
その答えは「実行の愛」。人のために怠りなく行動することで確信は得られると説諭する
▼さらに、ある医師の話が続く。空想の中では人類をも愛する自分だが、
驚くのは、そんな自分が目の前の一人と関わると、自らの狭量さが前面に出て、愛どころか憎悪さえ生まれるとの告白だ
▼一人の友を励まそう、友人に仏法を伝えようとの思いを行動に移す時、どれほどの葛藤と努力があるか。
私たちはそれを体験している。人間を磨く極意を実践しているのだ。(弓)